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まずは基本、紫外線の種類を知りましょう! [紫外線対策]

日焼けだけではなく、皮膚の加齢や皮膚ガンのリスクを高めるなど、急性・慢性の健康被害をもたらす紫外線。以前は、日焼けした子供は、夏の風物詩でしたが、こうした健康被害をもたらすことが分かってくるにつれて、子どもの頃からしっかりとした対策をとる必要がある、と考えられるようになっています。

そこで、まず基本的な知識として、予防の前に紫外線の種類を知っておきましょう。健康への被害という観点から(1)UV-A、(2)UV-B、(3)UV-Cの3種類に分けられます。


まず、UV-A(波長:315~380 nm)ですが、3種類の中で危険性が小さく、UV-Bほど急激な変化を肌に及ぼさないものの、UV-Bよりも皮膚に深く浸透します。ただし、3種類の中で最も地上にまで到達する割合が高く、皮膚の加齢、DNAへのダメージ、皮膚がんの可能性等に影響を及ぼします。また、UV-Aが日焼けを引き起こすことは無いのですが、UV-Bによって生成されたメラニン色素を酸化させて褐色に変化させます(サンタン)。最近の研究ではシミやしわの発生に大きくかかわっているということが分かってきています。一例としては、コラーゲンを変性させ、これがしわなどの原因になっていくなど、長い時間をかけ、気付かない間に肌に悪影響を及ぼしていると考えられています。また、3種類の中で波長が最も長いことから雲や窓ガラスを通り抜けやすいという性質を持っており、曇りの日や日当たりの良い家の中でもその影響が及びます。



次に、UV-B(波長:280~315 nm)ですが、浴びると肌が真っ赤に焼けたり、水膨れができたりといった日焼けを引き起こします(サンバーン)。また、地上まで到達する割合はUV-Aよりも低い(10分の1程度)もののオゾン層の増減により、地上に到達する量が変動します。また、生物のDNAが吸収しやすい波長領域(250nm)に近い、ということもあって、健康への影響はUV-Bよりも大きく、皮膚等の細胞中のDNAにおける突然変異、いわゆる皮膚ガンを引き起こしたり、白内障を引き起こす恐れがあります。



最後にUV-C(波長:200~280nm)ですが、オゾン層で守られている限り地表には到達しません。強い殺菌作用があるため、「殺菌光線」などとも呼ばれており、仮にオゾン層が破壊されると大きな影響が出ることが懸念されています。皮膚ガン、白内障を引き起こしますので、今後のオゾン層の増減には注意したほうが良いでしょう。


次回は紫外線がいつ、どのように皮膚に届くのか、についてまとめますね。夏の直射日光に当たらなければ大丈夫?かというとそんなことは決してありませんので、しっかりチェックしておきましょう!
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